中国・アラブ諸国協力フォーラム第7回閣僚級会議の開催を控え、王毅外交部長が北京でアルジャジーラ記者のインタビューに答えました。
王毅外交部長は「第2次世界大戦終了後、英仏は中東地域から撤退、米国はこれらの国が残した真空地帯を埋めた。今度は米国が中東地域から撤退しつつある中、中国は政治面・軍事面で米国が残すであろう真空地帯を埋める準備は出来ているのか」との記者の質問に答え、「真空を埋めるという言い方は、中東諸国が自国の運命を司ることについての自主性に対する尊重が足りないと感じる。中東地域にはそもそも真空など存在してはいない。中東は元より中東地域の人々の故郷であり、中東諸国の人々は自分の故郷を守り、築き上げる権利と能力を有している。外部の国が支援することも良いことだが、それは真空地帯なるものを埋めるものではない。われわれは何よりまず中東諸国の人々が自らの運命を自らの手でしっかり握り締め、一致団結して中東地域を建設し発展させていけると信じている。これは中国の期待でもあり、中東諸国の人々が努力していくべき方向でもあるはずだ」と述べました。
(中国国際放送局)
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