新華網ロンドン5月11日(記者/張家偉)ある米国の研究チームは9日、英国『ネイチャー・マテリアルズ』電子版に同チームが開発した透明のポリマー薄膜を「第二の皮膚」として人体に貼合すると、シワ防止を促進し、スキンケア用品の開発と皮膚病の治療に応用できるなどの将来性が高いという報告書を発表した。
米国マサチューセッツ工科大学の研究者は100種類を超える異なるポリマーのテストを実施し、最終的にシリカゲル素材のポリマー薄膜を研究開発した。厚みはわずか40~70マイクロメートルで、皮膚に貼ると肉眼では見えにくい。研究者はその効能から「第二の皮膚」と呼んでいる。
研究者がボランティアに薄膜を試用した結果、同一人物が左目下に薄膜を貼り付けた後、シワが消えて目で確認できなくなったが、右目下のシワは目立った状態のままだったことがわかった。試験中にボランティアの皮膚に異常反応はなかった。
研究者はまた、この薄膜は皮膚に対し良好な保護作用があり、水分を失うことを防ぎ、油っこい塗り薬に代わって補助的な治療を行うといった湿疹などの皮膚病治療への応用が期待されると述べた。
(新華社より)
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