中国人民銀行(中央銀行)が6日に発表した第1四半期の通貨政策実施報告によりますと、預金保険条例は現在順調に実施されているとのことです。全国で預金業務を取り扱う銀行業金融機関3600社あまりが法に基づき預金保険加入の手続きを済ませ、2015年の保険料の集計が完了しました。
報告では「預金保険条例が実施されてからの1年間、各側は前向きな反応を示しており、大手・中小銀行の預金構造は安定化がなされ、預金保険メカニズムはその役割を徐々に発揮している」と明らかにしました。
預金保険条例は預金者の利益を守り、銀行経営の安定性を高め、現在の金融業のセーフティネットを強化するものと見られています。預金保険の払い戻し限度額は預金者一人当たり、一つの金融機関につき元本と利息を合わせて50万元で、国内の99.63%の預金者の預金全額をカバーできます。預金保険の保険料は銀行業金融機関に支払いが義務付けられ、預金者が支払う必要はないとしています。
(中国国際放送局)
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