(五)財政収入の伸び率の上昇。1-2月の全国財政一般公共予算収入は前年同期を4.6ポイント上回る6.3%増で、伸び率は昨年1月以降でもっとも高い。地方財政収入をみると、2ケタ増を達成した地域もある。
(六)市場景況感の改善。3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と、2月から1.2ポイント上昇し、昨年8月以降で初めて好不況判断の分かれ目となる50を上回った。非製造業PMIは前月比で1.1ポイント高い53.8と、前年同期の水準を小幅に上回った。
趙報道官はまた、足元で中国経済の構造転換が着実に推進されていると指摘した。農業は安定的に推移し、消費、新興産業、サービス業は比較的速い伸びを維持。雇用情勢も安定している。
国際通貨基金(IMF)はこのほど、世界全体と先進国の経済成長率見通しを下方修正する一方、16年の中国経済成長率予測を6.3%から6.5%に引き上げた。
中国の第1四半期経済統計の発表が近づくなか、国内外の機関は相次ぎ予想を発表。各機関の経済成長率予想値は概ね6.5~7%と、中国が年間目標として設定したレンジに収まっている。
(チャイナネット)
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