新華網北京4月14日 オーストラリアのターンブル首相は14日から15日まで中国を正式訪問する。これより先に到着した1,000人余りのオーストラリア商業貿易代表団は世界世論が注目するホットトピックになっている。中国とオーストラリア両国の政治と経済における双方向の活発な交流は、中国とオーストラリア関係発展の基盤が強固で幅広く、将来性を期待できることが再び示された。
1千人を超える貿易代表団による中国訪問は、人口わずか2,400万人のオーストラリアにとって容易なことではない。だが、これはオーストラリア史上、外国に派遣した最大規模の貿易代表団だ。これらのオーストラリアの企業家は11日から中国の15都市で「オーストラリアウィーク」の一連の経済貿易交流活動に参加する。ターンブル首相は14日、上海で彼らと会合し、「オーストラリアウィーク」の盛大なランチパーティに出席し、祝辞を述べる。
中国とオーストラリアの政治とビジネス界の高頻度の双方向交流は、両国関係が全面的に発展してきた結果だ。2015年に中国はオーストラリアの九つの「最大」になった。即ち最大の貿易パートナー、最大の輸出市場、最大の輸入相手国、最大の貿易黒字の供給国、最大の農産品の輸出市場、最大のサービス貿易の輸出国、最大の外資の供給国、最大の観光収入源供給国、最大の留学生供給国が挙げられる。
まさにターンブル首相が多くの場所で強調するように、中国経済のモデル転換は必然の道であり、たとえ経済成長率がやや緩慢になっても、中国経済の莫大な総量を考慮すると、世界経済への貢献とオーストラリア経済に対する影響は依然として相当大きいと言える。
事実上、オーストラリアだけでなく、ますます多くの国と企業が中国経済のモデル転換の過程で生まれる巨大なチャンスを見出している。中国経済の成長率の鈍化と構造的なモデル転換をめぐり、一部の西側メディアと機関は度々「中国衰退論」を唱えているが、より多くの国際的な有識者は中国経済はイノベーション、協調、グリーン、開放、共有の方向に発展すると認識している。中国経済はイノベーション、協調、グリーン、開放、共有の方向に発展しつつあり、世界に対し必然的により大きな市場、より多元的な機会及びより幅広い協力空間をもたらすと考えている。
(新華社より)
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