シルバー色の自動運転車2台が12日午前11時に、重慶市にある長安自動車工程研究総院を出て、2000キロ余離れた北京に向かいました。中国初の自動運転車長距離走行実験はこれでスタートを切りました。
同研究院が開発した「長安RAETON」という名の実験車は、開発者がコンピュータで出した出発の指令を受け、走り出し、加速 操舵 制動をすべてシステムが行い、そして開発者の指令を受けて停車することになっています。長距離走行のため、実験用の自動運転車には運転手が乗り込んでおり、事故が起こるときに直ちに対応できるということです。
今回のテストは、2018年の商業化を目指して行われたものです。現在、世界で自動運転車の開発に携わる企業は凡そ18社あり、ベンツ、BMW、トヨタの伝統的自動車企業もあれば、グーグルなどインターネット業界の大手もあります。中国では最初に自動運転車の開発に取り組んだのは中国で最大の検索エンジンを提供する企業「百度」で、いまでは北京自動車、広州自動車、上海自動車、長安グループ、BYDの5社も加わっています。
(中国国際放送局)
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