しかし武力誇示が米国のアジア太平洋における一手に過ぎないことを、各国は心の中でよく理解している。2009年にいわゆる「アジア太平洋回帰」「アジア太平洋リバランス」戦略を開始すると、米国はアジア太平洋への武力配備を進めてきた。対立の激化と助長は、米国の常套手段であり、都合のいい計算だ。
情勢が変化し、時代が進歩を続けていることに注意が必要だ。協力とウィンウィンはアジア太平洋の発展の大局になっている。軍事協力も地域の平和的 安定的発展の促進を目標とするべきだ。地域の混乱を招き、アジア太平洋全体の安定を損ねれば、最終的に米国を含むアジア太平洋諸国の根本的な利益を損ねることになる。
中国はかねてより平和的発展の道を歩み、いかなる国をも「脅威」にさらしたことがない。中国政府は関連係争について、「南中国海行動宣言」を全面的かつ効果的に履行し、「南中国海行動準則プロセス」の交渉を着実に推進し、協議と交渉により食い違いと対立を処理するよう力を尽くしてきた。
そのため関連国は自身と他者を損ねる武力誇示をするのではなく、肩を並べてアジア太平洋の協力とウィンウィンの道を模索するべきだ。
(チャイナネット)
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