企業家からみれば、供給側改革は単なる生産能力の淘汰ではなく、製造業のモデル転換 バージョンアップにおける課題であり、またチャンスでもある。中国の企業はチャンスをつかまえ、距離を冷静に測り、着実に堅実に賢明に追いつき追い越す努力をし、技術革新を通じて、消費者のニーズをつかまえ、製品の質を向上させなければ、供給側構造改革の突破口にしっかりと立ち、飛躍することができない。
管理についていえば、供給側改革は政府の全体計画や専門化された管理に対する新たな要求の提示でもある。経済体制にある一連の不完全な部分について、一連の過剰な生産能力と経済構造の問題について、これまでのやり方で解決を試みれば、効果はますますおぼつかなくなる。こうした状況の下、供給側改革の要求に対応し、構想を転換し、コンロトールと管理の革新を強化し、製造業のモデル転換 バージョンアップのために良好な外部環境を生み出す必要がある。
実際、供給側改革を通じて中国製造業を徐々に先端へと導くのは、国が提唱したことだ。昨年末、中央経済工作会議は今後の改革の重点を「供給側の構造改革」に定めた。
こうした情勢の中、中国製造業は供給側改革の要求を踏まえ、革新を通じて、換骨奪胎式に「3去1降1補」(過剰な生産能力の淘汰と在庫消化と脱レバレッジ、コスト引き下げ、弱い部分のてこ入れ)を実施しなければ、各分野において一連の競争力を備えた中国製造業の有名ブランドを全方位的にうち出し、中国経済の背骨を強くすることはできない。こうして初めて、世界が将来、中国製造業の競争力について語る時、高速鉄道や電子力発電といった国の重要アイテムだけでなく、炊飯器や便座、フライパン、コンセントといった生活に必要な商品にも言及するようになる。中国が製造強国になり、人の「心を動かす」製品を作り出すようにならなければ、外国人が中国にやって来て「爆買い」する日は永遠に来ない。
(人民網日本語版)
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