中国の習近平国家主席が3月31日、ワシントンのコンベンションセンターで米国のオバマ大統領と会見した。 新華社記者 謝環池 撮
新華網ニューヨーク4月5日(記者/斉紫剣、王凡)習近平国家主席は米国・ワシントンで行われた第4回核セキュリティ・サミットに出席していた間に、米・オバマ大統領と会談した。中米元首による積極的、建設的且つ成果に富んだ相互交流は、サミットの重要な注目点となり、世界の眼差しを引きつけた。
2016年は中米関係が過去を受け継ぎ未来へ繋げる重要な年であり、両国元首の今年初の会合では、両国が交流、協調、協力の増進に取り組むという積極的なシグナルを対外へ放出した。習主席はオバマ大統領と会見した際、中米の共通の利益は食い違いよりもはるかに大きく、中米の協力が両国と世界にとって有利な大事を多く成し遂げることが可能だと重ねて述べている。オバマ大統領は、双方が引き続き緊密に協力し、両国関係を持続可能で積極的な軌道に乗せて絶えず前向きに発展させることができるよう望んでいるとの見方を示している。
中米間はすでに相互依存の時代に入った。協力・ウィンウィンは中米関係の発展にとって唯一の正しい選択だ。双方の協力の潜在能力や空間を絶えず発掘することは、大きな視野のもとでの必然的な行動だと言える。
最大の発展途上国と最大の先進国、そして世界のトップに立つ2大経済体として、中米両国は世界の平和・安定・繁栄の促進に対していっそう重要な責任を担っており、協力すべき分野及び協力可能な分野は非常に広大だ。中米関係はすでに二国間の範疇を超えており、新情勢が中米の相互交流における新たな方式が生まれるのを早め、それにより二国間の「ウィン・ウィン」によって世界の「多国間のウィンウィン」と「二国間のウィン・ウィン」を促進している。
二回の「メイン」サミットについて、習主席は核セキュリティは中米協力の重要な注目点で、核セキュリティの強化は双方の共通の利益に一致すると強調し、オバマ大統領は米国側は中国側によって主催する20カ国グループ(G20)杭州サミットが成功裏に開催されることを支持すると表明している。経済成長について、双方はマクロ経済政策の協調を強化し、国際社会と共に、力強く、持続可能で、バランスのとれた世界経済の成長が実現できるよう促していくことで同意している。サミット開催中、中米の元首は核セキュリティ協力、気候変動に関する2つの共同声明を発表し、両国が手を携えて努力し、世界的な課題に対応するため重要な模範的役割を果たしてきたとの見解で一致した。
この3つの動きは、中米協力の広さと深さを明らかに示し、世界が緊迫したグローバルな挑戦に対応するために大国の協力のボーナスをもたらした。中国の主張、中国の承諾は、大国の責任を担うという担当を明確に示している。
(新華社より)
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