消息筋によると、日本政府は次期中国大使に横井裕トルコ大使(61)を起用する方向で調整を進めている。横井氏は外務省の中国通で、早ければ5月にも就任する見通しだ。
横井氏は東京大学卒で、在学中に外交官試験に合格した。1979年に外務省に入省し、中国で中国語研修を行った。上海総領事、駐中国特命全権公使などを歴任。13日付産経新聞は、「中国の内政、外交が不透明感を増すなかで、情報収集力や分析力がこれまで以上に必要となることなどから、中国通の横井氏の起用を決めた」と伝えた。
宮本雄二氏の2010年の退任以降、日本は初めて中国大使にチャイナスクール出身者を起用することになる。民間出身の丹羽宇一郎氏、現職の木寺昌人氏は、チャイナスクール出身ではない。報道によると、日本政府は近年、中国の立場に過度に配慮することを恐れ、中国通を中国大使に起用していないという。
共同通信社は、「中日両国は釣魚島と南中国海の問題で、依然として対立を続けている。新大使は安定的な二国間関係を構築し、中国の毅然たる態度に対応しなければならず、外交の手腕が試される」と報じた。
(チャイナネット)
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