中国有人宇宙航空プロジェクトの報道官が28日に明らかにしたところでは、中国は今年の年内から来年の上半期にかけて、有人スペースラボの関連ミッションを行うということです。
発表によりますと、スペースラボの打ち上げは、有人宇宙飛行、宇宙飛行士による船外活動やスペースラボ、大型宇宙ステーションという三つのステップからなる、中国の有人宇宙飛行計画の重要な一歩であり、中国の有人宇宙飛行が応用と発展の新たな段階に入ることを意味しているとされます。
航行期間中、貨物輸送とロケット推進剤の軌道上補給、宇宙飛行士の長期駐留など、宇宙ステーションの建設と運営に関するキーテクノロジーの検証や、大規模な宇宙科学実験などを予定しています。
これらの目標に向け、中国の有人宇宙プロジェクトは、天宮二号スペースラボ、長征七号運搬ロケットと貨物輸送宇宙船を新たに試作し、海南文昌宇宙基地を新規に建設しました。なお、目標を実現するためには、4回の打上ミッションの実施が必要ということです。
計画によりますと、2016年では第3四半期の適切なタイミングで天宮二号スペースラボの打上げを実施するほか、第4四半期に2名の宇宙飛行士が乗務する神舟十一号宇宙船の打上げ、天宮二号とのドッキング、人間の長期滞在試験の実施などを予定しています。
(中国国際放送局)
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