新華網北京2月25日 （記者/姜琳）外資系中央銀行の相次ぐ進出を前提に、中国債券市場の自由化の大きな扉がさらに開かれる。中国人民銀行は２４日、公告を発表し、各種外国金融機関及びその顧客に発行する投資商品、年金基金、慈善基金、寄付基金などの投資銀行間債券市場を許可し、投資限度額を取消した。
専門家は人民元為替レートの最近の大幅な変動を考慮し、この時期にこの措置を打ち出すのは、主に人民元の国際化を推進し、資本流出の重圧を緩和するためだと説明した。
民生証券研究院、固定収益グループ責任者、李奇霖氏は次のように説明した。中国経済は現在、低迷への比較的大きな重圧に直面し、不動産、インフラ及び輸出が長期サイクルの調整に入り、それに伴って人民元の総資産利益率（ROA）が低下したことで、客観的に見て一定の資本流出が生じている。このときに大幅に自由化された債券市場は、外国人投資家の人民元保有への積極性を高め、資金流出の改善に利することは疑いない。
「やや長期的にみると、この動向が為替レートに与える影響は大変、重要だ。」招商証券の謝亜軒チーフ・アナリストは、次のように指摘する。資本プロジェクトの自由化が絶えず深化するにつれて、中国債券市場の早急な自由化は必然の流れであり、投資範囲の拡大から投資家の拡大、投資規模の拡張までの多次元の自由化政策が期待される。
（新華社より）
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