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新華網北京2月24日 2015年の中国の対外貿易輸出入はマイナス成長で、通年で6%の所期の目標を達成していない。これに対し、商務部の高虎城部長は23日、昨年の中国の対外貿易成果はその獲得が容易ではない。2015年の対外貿易目標を確定した際、多くの不確定且つ不安定な要素が現れるものと見込んだが、世界経済の情勢の変化や地政学的リスク、一部の地域の動乱といった一連の突発的な要因が確実に予想を上回ったと述べた。
高部長は次のように説明した。去年1年間の中国の実質輸出入は米ドル換算では8%のマイナス成長で、そのうち輸出が2.9%の減少、輸入が14.1%の減少で、輸出入総額は3兆9600億ドルだった。2015年の政府活動報告の中で、2015年通年の対外貿易輸出入の所期目標はその成長率を6%程度としていた。
実際のデータと所期目標との間の格差に対し、高部長は次のように述べた。昨年の大口商品の価格が断崖式に下落し、農産物、鉱製品、エネルギー製品などの大口商品の値下げ幅が20%~50%となり、これは1つのとても大きい変化だといえる。
高部長は次のように率直に述べた。2014年末と2015年初めに、商務部は2015年の地政学的リスク、一部地域の動乱、及び各種の疾病、例えばエボラ出血熱、デング熱といった一連の突発的な要因を推定しきれなかった。一部地域での衝突、テロなどの事件が絶えず広がると同時に、経済に対して大きな影響を与えた。
(新華社より)
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