厦門航空福州分公司(福建省)ケータリング部で2月21日、機内食製造の全行程に密着取材した。午前8時、続々と更衣室に入室したケータリング部のスタッフが白い作業着に着替え、ネット帽を頭にかぶり、靴カバーを履いて、エアシャワー滅菌室に向かう。手を洗浄し乾燥させた後、生産現場に足を踏み入れる。中国新聞網が伝えた。
一般的な飲食店と異なり機内食の製造工程は更に複雑だ。検査に合格した原材料はすぐに分類されてそれぞれの冷蔵庫に送られた後、下処理を施される。直接口に入る食材と食器などは全て消毒を行わなければならない。でき上がったばかりのアツアツの食材はすぐさま急速冷蔵庫に送られた後、急激に温度を下げ、ラップ包装、配膳、冷蔵する。飛行機の着陸時間を逆算して、スタッフが機内食を搭載したミールカートをケータリングカーにセットし始める。駐機場に移動した後、飛行機のドアオープンを待ち、機内食を機内に運び入れる。
また、ケータリング部は品質検査室も設置している。品質検査員は毎日、1日に生産・搭載された機内食毎にサンプルを残し、検査室で検査を行なっている。
色、香り、味は地上での食べ物の評価だが、機内食においては何よりも安全、衛生が一番重要である。