今年は年に一度の元宵節(旧暦の1月15日)だ。春節明けの初の二連休が元宵節とつながり、各地の元宵節を祝う灯会が活況を呈している。杭州、南京、成都などの各地で梅の花が咲いた。多くの観光客は元宵節に旅行し、春節最後の「新年ムード」を味わおうとしている。
広州の各都市は、元宵節を祝う賑やかなムードに包まれている。商店には飾り付けがされ、喜びにあふれている。線香の煙が漂う廟では、人々が今年の幸福を祈願している。越秀公園では提灯が掛けられ、観光客が後を絶たない。広州の元宵節は、祝日ムードに包まれている。賑やかな元宵節には、月や美しい提灯を愛で、謎かけをし、団子を食べ、竜や獅子の舞を楽しむ。これらの伝統 習慣は、数千年に渡り伝えられている、元宵節の「恒例行事」だ。これはまた、中国人の文化的な遺伝子でもある。
新年のムードが薄れ、祝日もかつてほど賑やかではなくなったとする声もある。しかし敏感な人であれば、文化的な内容を持つ祝日は人々に忘れられていないばかりか、時の流れによりますます好評を博するようになったことに気づくだろう。特に伝統的な中身を持つ祝日には、多くの熱狂的な支持者がいる。報道によると、春節明けに灯会を開催する観光地の入場券予約販売は、すでにピークに達している。有名観光地の伝統的な灯会の他に、今年は多くの古鎮、伝統ある村 集落も大規模な元宵節記念行事を開催し、人々から好評を博している。
広州の廟会の他に、各地の伝統行事が輝きを放っている。恵州の西湖花灯展、仏山の「行通済」なども、人々から喜ばれる伝統行事だ。これらの大型イベントは人々の支持という堅固な基礎を持ち、毎年同じ時期に訪れる知人のように、現地住民と共に祝日を祝う。またこれらの行事は伝承に伴う革新により、その時代の特徴を反映している。毎年開催される花灯展の内容は、毎年異なっている。技術とデザインの更新、異なる外観 音響 色彩により、来場者はすべてを楽しむ暇がないほどだ。厳しい安全情勢を迎えた現在、このような大型イベントの開催を続ける上で、管理者も苦労を強いられている。彼らの取り組みは、賞賛に値する。警備の強化、交通規制の実施、安全検査の追加、緊急治療所の設置など、各部門が連携し、多方面から力を注ぐ。公共管理は、大型イベントという試練により力をつけている。記念行事は、その文化により国民に利益を与えている。
各家庭は団子と提灯によって、社会は記念行事と廟会によって、伝統文化を共に守ろうとしている。
(チャイナネット)
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