イギリスと欧州連合(EU)は19日夜、30時間の交渉を経て、EU首脳会議期間中にEUの改革について合意しました。これで、イギリスはEU離脱を問う国民投票を行うことになります。
今回の交渉では、EU域内からの移民に対する福祉や児童手当など社会保障の制限や、非ユーロ圏の権利の保障、EUの一体化に関する内容の再認識、今後のEU条約への改革案の反映の仕方など、EUとイギリスの間でこう着状態となっていた内容について協議を行いました。
欧州理事会のトゥスク議長は協議後、「加盟国は改革案に対し全会一致で合意した」と伝えました。イギリスのキャメロン首相は協議後の記者会見で、「イギリスがEUにおける『特殊な地位』を与えられることで協議は合意した。20日に内閣で今回の協議内容を説明する予定だ。イギリスはヨーロッパの中の『超大国』になるつもりはない」と述べました。
(中国国際放送局)
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