「笑うと長生き」が、再び証明された。日本の研究者は最新の調査により、よく笑う高齢者の方が「健康状態が良い」と自己評価する比率が高いことを明らかにした。「良くない」とした人は、寝たきりになる割合や死亡率が高い傾向がある。研究者は、よく笑う高齢者の方が健康的と結論づけた。
東大大学院の近藤尚己准教授 の研究チームは、大阪大学の研究者と協力し、全国の65歳以上の男女約2万人を対象に、笑いの頻度と健康状態の関係を尋ねた。
普段の日常生活で声を出して笑う頻度について、「ほぼ毎日」と答えたのは男性が38%、女性が49%。「ほとんどない」は男性が10%、女性が5%だった。
研究者は、笑いの頻度と健康状態に対する自己評価の関係を分析した。その結果、ほとんど笑わない人で、現在の健康状態について「あまり良くない」「良くない」と答えた人の割合は、ほぼ毎日笑う人に比べて、男性が1.54倍、女性が1.78倍高かった。
研究チームのこれまでの調査では、健康状態の自己評価が低い人は、その後寝たきりになる割合や死亡率が高いとされている。
近藤氏は、「研究結果は、よく笑う人ほど健康だという可能性を示している。詳細なメカニズムについては今後の研究が待たれるが、高齢者は健康促進のため普段からできるだけ笑うべきだ」と話した。
(人民網日本語版)
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