がんと言えば誰もが恐れをなす今日、ネット上では一晩寝かせた水が発がんの原因になるという噂が伝わっている。「一晩寝かせた水には亜硝酸塩が多く含まれ、中毒を引き起こす。さらには記憶喪失や死亡の恐れもある。亜硝酸塩はがんを引き起こす」というのだ。水に含まれる亜硝酸塩は、どのようにして生まれるのだろうか?光明網が伝えた。
水の亜硝酸塩は通常、硝酸塩から生まれる。硝酸塩を含む水の煮沸後、常温の空気に含まれる細菌が、硝酸塩を亜硝酸塩にする。しかし亜硝酸塩による中毒は一定量に達しなければ生じず、通常は200ミリグラム以上とされている。生活用水(水道水)に含まれる硝酸塩の基準値は1リットル当たり10ミリグラムだ。地下水は20ミリグラム、ミネラルウォーターは45ミリグラム。含有量が最も多いミネラルウォーターの硝酸塩がすべて亜硝酸塩になったとしても、中毒を引き起こすためには少なくとも4400ミリリットル飲用しなければならない。これは使い捨ての紙コップ22杯分に相当する。私たちが1日に飲む水の量は通常8 9杯で、22杯の半分にも満たず、中毒を引き起こすことはない。