北京と河北省の張家口市が2022年冬季五輪招致に成功したことから、中国では氷雪観光がブームになりつつあります。特に今年の春節連休中、氷雪をテーマにした観光祭が各地で賑わいました。
中国国家観光局の最新データによりますと、春節の7連休(2月7日-13日)、北京では様々な氷雪祭が開催され、スキー場の入場者数は前年の同じ時期に比べ8.6%増の8万4千人に上りました。一方、2022年冬季五輪の競技場である河北省の崇礼では、春節7連休の観光客の数は、前年同期に比べ26%増の延べ53万2千人に達し、4億元以上の観光収入を上げたということです。また、崇礼の総人口は12万6千人で、そのうち2万人近くがスキーや関連産業に携わっているということです。
さらに、西北部の新疆ウイグル自治区では春節連休中、様々な氷雪祭が行われ、多くのスキー場はほぼ満員となり、旅行会社が対応する観光客の数は前年の同じ時期より7倍にも増えました。東北部の黒龍江省でも、氷雪観光の景勝地を訪れた観光客は、前年の同じ時期より6~9割ほど伸び、観光収入は87%から127%も増えたということです。
(文字/中国国際放送局 写真/新華網日本語)
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