2015年、中国のGDPの伸び率は6.9%まで下落しましたが、第三次産業の増加値が占める割合は前年より2.4ポイント増の50.5%となり、2015年の中国経済の注目点の一つとなりました。持続的に成長する飲食消費を始め、業態転換を図る観光産業、そしてインターネット金融まで、経済環境がニューノーマルへの移行を続ける中、現代的サービス業を主とする第三次産業が中国の経済成長の牽引力となっており、今後、国民経済の半分を支えていくものと見られています。
商務省の最新データによりますと、2015年、消費行為の国民経済の成長に対する寄与率は66.4%で、前年より15.4ポイント向上し、15年来の高値を更新しました。そのうち、飲食、文化エンターテイメント、レジャー観光などサービス消費の伸びが目立ちます。
2013年に第三次産業の対GDP比率が第二次産業を上回って以来、持続的な高度成長を遂げています。統計によりますと、2015年、全国の第三次産業の成長値は34兆1567億元で、8.3%の成長を見せ、GDPに占める割合は50.5%に達しました。業界別に見れば、インターネットやビジネスサービスなど現代的サービス業の成長が目立ちました。
第三次産業のすばやい成長に伴い、中国サービス業にも新しい業態、新しいビジネスモデル、新しい産業形態が次々と生れています。ビッグデータ、クラウドコンピューティング、IOTなど、サービスの応用と革新が日増しに活発化しています。エコ観光やレジャー式老後生活産業、遠隔教育、家庭環境のデジタル化、スマートコミュニティなど新たなサービスモデルの成長が顕著であり、消費ルートの拡大が見られます。
(中国国際放送局)
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