ロシア外務省は10日、米韓が韓国でTHAADミサイル(高高度防衛ミサイル)を設置する可能性についての公式交渉を決めたことは不安を煽るものであり、この迎撃システムの設置は国際的安全保障と戦略の安定に破壊的な影響を及ぼすものになるとの懸念を示しました。
ロシア外務省はこの日、コメントを発表し、北東アジア地域の安全情勢は極めて複雑であり、米国の迎撃システムの出現は、この地域の軍備競争をひき起こし、朝鮮半島核問題をより複雑化する可能性があるものだとして、米韓に対し、この行動による影響を真剣に考慮するよう求めました。
ロシアのモルグロフ外務次官は9日、韓国の朴魯壁(パク・ノビョク)ロシア駐在大使と会見し、韓米がTHAADミサイルの韓国での設置について交渉することについて懸念を伝えました。
(中国国際放送局)
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