新華網ワシントン2月6日 (記者/劉劼、江宇娟)国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は4日、中国経済が近く「硬着陸」するのではないかという論調が数年、提起されているが、中国はより持続可能な発展に向けたモデル転換を完成させるプロセスで、この状況が発生するのを回避できると信じていると述べた。
ラガルド専務理事は4日、メリーランド大学で講演し、インターネットに寄せられた質問に回答した際に、中国は経済のモデル転換を達成できると述べた。ラガルド専務理事は、中国が国有企業改革を含む一連の市場化改革を継続的に推進するように呼びかけた。
ラガルド専務理事は、短期的に中国経済の減速によって、国際貿易及びバルク品価格に影響が生じるが、長期的に見ると、中国経済はサービス業と国内消費ニーズ主導の方向へとモデル転換し、最終的に中国と世界にメリットをもたらすと述べた。
ラガルド専務理事はまた、新興経済体は主要先進国の通貨政策の分散化、中国経済の失速、バルク商品価格の下落などの多くの試練に直面していると警告した。ラガルド専務理事はこれらの試練に対応するとき、新興経済体のIMF及びその他の国際多国間金融機関に対する融資ニーズも増加するとの見通しを示した。
(新華社より)
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