新華網北京2月6日 米国側の『環太平洋経済連携協定(TPP)』に関する態度の表明に対し、中国外交部の陸慷報道官は5日に、中国側は、世界の貿易ルールはいかなる一つの国だけで決められるものではないと思い、一部の国々の政府が自由貿易面の取り組みについて国内の業界と公衆に説明する時に、経済問題を政治化させてはならないと表明した。
TPP交渉に参与する12カ国の部長級の代表は4日、ニュージーランド・オークランドで協定調印儀式を行った。5日の外交部定例記者会見で、ある記者は次のように質問した。報道によると、米国側は、TPPによって米国が中国との競争でもっと優位に立つことができ、中国ではなく米国が21世紀のルールを決めることになると称した。これに対し中国側はどのように評するのか。
陸慷報道官は「あなたは私と同じようにこの面白い態度の表明を気づきました。我々は世界の貿易ルールはいかなる一つの国だけで決められるものではなくと思います。21世紀の世界貿易のプロセスとルールの制定は、中国または他の1カ国だけで決められるものではないと思います。」と述べた。
陸慷報道官は、実際に、中国側は世界貿易のルール作りにおける世界貿易機関(WTO)の主導的な地位の確保を一貫して主張している。世界の主な貿易国や経済体にWTOがこの面における主導的地位の確保に力を入れるよう希望していると表明した。
(新華社より)
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