新華網杭州2月5日(記者/魏董華)世界市場におけるニーズの伸びの減速に直面し、伝統的に製造能力に優位性のある電動車、エアコン、電子情報といった業界の中国の大手企業は、現在スマート製造の概念を取り入れ、新たな市場を切り開きつつある。「スマート製品の製造」は一部の中国の製造業企業の発展の新目標になっている。
中国社会科学院が最近発表した『中国工業発展報告』は、2013年~2015年の間に、中国工業企業全体の利潤能力の成長スピードはすでに急速な成長に別れを告げたが、ここ数年中国工業企業の技術革新能力が絶えず向上し、研究開発への投入や科学技術の産出量が大幅に上昇していることを示している。
スマート製品の製造業をめぐって、中国の伝統的な企業は現在大量の研究開発資金を投入している。目下中国の家電メーカー、美的(ミデア)は家庭用エアコンの生産工場を6つ擁し、そのうち武漢工場と広州工場は家庭用エアコンの模範工場として、オールスマート工場を建設している。2015年の時点で、美的のエアコンのスマート製品製造プロジェクトには累計で10億人民元が投入され、製品のオートメーション化の平均比率がすでに世界の同業界のレベルを上回た。美的のスマート工場だけで現在使われているロボットの数はすでに562体に達し、労働者数2万2000人を削減した。
『中国工業発展報告』は、ここ数年で、中国工業企業はすでに55ナノメートルの相変化メモリや高性能メージセンサーのチップといった一部の重点分野の先進的なコア技術で突破を勝ち取ったことを示している。復旦大学企業研究所の張暉明所長は記者に、市場ニーズの成長の減速と自身の研究開発意識の向上が、より多くの中国企業にスマート製品製造業への試行を推進させたと伝えている。
(新華社より)
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