新華網北京2月4日 (記者/靳若城)外交部の陸慷報道官は3日、中国側は朝鮮が2月に予定している衛星の打ち上げに重大な懸念を示し、朝鮮側が自制を保ち、半島情勢のさらなる緊張化とエスカレートを招く行動を取らないように希望すると表明した。陸慷報道官はまた、半島の隣国の中国側は半島で混乱や戦争が発生することを断じて許さないと再び言明した。
陸慷報道官は同日の定例記者会見で、次のように述べた。中国側は朝鮮が本来、宇宙空間を平和利用する権利を有すると認識しているが、現在は朝鮮側のこの権利は安全保障理事会の決議で制限されている。現在の情勢のもとで、中国側は朝鮮側が衛星打ち上げで自制を保ち、慎重に事に取り組み、半島情勢のさらなる緊張化とエスカレートを招く行動を取らないように希望する。
陸慷報道官は次のように述べた。朝鮮半島の平和と安定の擁護は、関係国の共同の責任であり、各国の共同の利益とも一致する。中国側は各国との疎通と協調を維持し、半島と本地域の平和と安定を共同で擁護するために、建設的な役割を安定して発揮することを望む。
陸慷報道官はまた、次のように語った。朝鮮は国際社会の幅広い人々の反対を顧みることなく、核実験を再び実施し、中国政府はその直後に断固として反対する厳正な立場を表明した。現在の情勢下で、国際社会における最も緊迫した任務は、いかにして朝鮮半島の無核化のプロセスを着実に推進し、いかにして半島の平和と安定を確実に擁護できるかということで、その他の何ものでもない。
陸慷報道官はさらに、次のように述べた。中国側は6カ国協議の議長国として、朝鮮半島の無核化のプロセスを真の意味において推進し、関係国が上述の共通認識に達成するように促すために多大なる努力を払ってきた。一方で、十分に遺憾な点は、周知の通りに、中国側の原因ではなく、上記の共通認識が着実に実行されず、6カ国協議が停止された。
「ちょうど6カ国協議が停止されたこの数年間に、関係国が一貫して制圧と制裁を呼びかける中で、朝鮮は核実験を繰り返した。この意義から述べると、朝鮮は確かに関係国を平手打ちしたことになり、誰の顔を平手打ちしたのか、その国自身がよくわかっている。」と陸慷報道官が述べた。
(新華社より)
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