▽投資:成長率の下落継続
固定資産投資の前年比成長率は昨年、名目成長で10%、物価の影響を除いた実質成長で12%となった。実質成長率は前年から2.9ポイント下落した。このうち不動産開発投資の前年比実質成長率はわずか2.8%にとどまった。製造業の生産力過剰や不動産市場の調整継続などの影響を受け、経済の三本柱の一つとされる投資の牽引力は弱まった。投資の安定化にあたっては、市場メカニズムの役割をより発揮させ、有効投資を促進する必要がある。