国際原子力機関(IAEA)とイランが、イラン核問題に関する全面協議に合意したことを受け、アメリカのオバマ大統領は16日、イランに対する経済制裁を解除する大統領令を発動しました。
オバマ大統領は大統領令で、「IAEAが、イランの協議関連規定の履行意思を確認したことで、イラン核問題の情勢が根本的に変化した。アメリカも全面協議での約束を守り、イラン制裁の命令の修正・撤回を行う」との意を表しました。
また同日、EU外務・安全保障政策上級代表のモゲリーニ氏は、EUによるイランの経済制裁の解除を発表しました。
国連の潘基文事務総長は同日、報道官を通じて、アメリカとイランの両国関係の改善に払った努力への感謝を示し、「イラン核問題全面協議の執行によって、対話と外交努力こそが核兵器拡散防止の最高の道であることが示された」と述べました。
(中国国際放送局)
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