年末を控え、北京市の不動産市場が盛り上がっている。12月23日に行われた年内最後の開発用地使用権の競売で、1日に3つのエリアで「地王」(国有地使用権譲渡で格段に高い価格で落札された土地)が誕生した。
12月に入ってから初めての商品住宅(分譲物件)用地「大興区旧宮鎮ブロック」の競売に、金隅、中鉄建、中鉄、竜湖首開など7社の不動産開発企業が参加。31回の入札を経て、中鉄置業が入札開始価格を61%上回る44億2000万元で落札。分譲分件部分の落札価格は床面積換算で1平方メートルあたり3万6000元に上り、昨年に記録した同エリアの土地単価を更新し、「地王」となった。北京市で床面積1平方メートルあたりの落札価格が3万元を超える開発用地は今年に入ってから26件目となる。
同時に行われた商業用地(大興生物医薬基地09、10ブロック)2カ所の譲渡で、緑地グループが総額39億3000万元で落札。床面積換算で1メートルあたりの落札価格は1万6400元、1万7700元で、同エリアの新たな「地王」となった。
今年下半期に入ってから、住宅用地は競売が行われる度に過熱している。六環路に近い瀛海ブロックの1平方メートルあたり床単価が3万7700元に達した。それに比べ、五環路周辺の旧宮鎮ブロックで今回の「地王」単価にも驚きはない。
(チャイナネット)
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