【新華社カンパラ12月3日】外部要因や地域発展のアンバランスなどの影響を受け、2015年のアフリカ経済は全体的に伸びが減速したが、アフリカは依然として絶えず世界の眼差しを引きつけ、また、その驚異的な発展の潜在力が軽視することのできない大陸となっている。
アナリストは、中国・アフリカ間の生産能力協力はアフリカ経済の持続可能な発展に役立ち、世界経済の版図となるのを促す新たな希望だとみなしている。
経済成長率は低下し 発展がアンバランス
2015年、国際での大口商品価格の下落の衝撃を受け、アフリカ諸国は経済成長の力不足や対外貿易の成長率の大幅な低下、通貨安などの問題に直面している。
アナリストは、アフリカの経済発展を邪魔する構造的な問題は、外部経済環境が不利な状況のもとでますます浮き彫りになっている。一部のアフリカ諸国は資源エネルギーなどの産業に深刻に依頼し、完全な工業システムを備えておらず、国内資本の蓄積が深刻に不足して、世界の産業チェーンのローエンドに位置し、外部経済の衝撃に対応する力が弱いとみなしている。
内生的原動力を増強し 経済を多様化させる
ケニアのナイロビ大学で国際経済学を研究している専門家、ガリソン・イカアラー(音訳)氏は、アフリカが持続可能な発展を実現させるには、必ず経済の多様化を実現させ、農産物や鉱物輸出、観光業に対する依頼を減らさねばならない。なぜなら、これらの産業は外部の沖撃を極めて受けやすいからだとみなしている。
アフリカ諸国はいずれも自身の多様化した経済発展を実現するために、経済成長方式の転換を積極的に求めつつあり、多くの国で製造業やサービス業の比重が40%を上回った。
中国とアフリカの生産能力協力を開拓し アフリカの経済成長を促す
インフラの遅れ、資金や技術の不足などの問題を解決するため、アフリカも国際協力を積極的に開拓している。世界銀行は8月、1つのレポートの中で中国とサハラ以南のアフリカ諸国における協力発展の状況について分析している。レポートは、過去の20年間にサハラ以南のアフリカの経済成長が]活力に満ちてきたことは、当地域や中国経済の繋がりとは切り離すことができない。現在中国はすでに当地域の最も重要な貿易パートナー且つ金融パートナーになっている。
商務部の銭克明副部長は先日、商務部はすでに外交部、財政部と共に、アフリカに対する今後の「全体的な」協力計画を提起しており、それにはアフリカの工業化、農業の現代化、インフラ投資などの内容が含まれると表明している。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
関連記事: