【新華社北京11月18日】アジア太平洋経済協力（APEC）第23回非公式首脳会議が18日から19日までフィリピンで開催される。中国の経済改革と発展、地域全体の発展の推進における中国の役割は、アジア太平洋地域の政治、ビジネス界の関係者が注目する話題となっている。彼らは「第13次5ヵ年規画」期間に、安定して健全に成長する中国経済がアジア太平洋地域の経済に新しい活力を注入すると考えている。
「中国の経済発展のスピードは非常に速い。中国が『第13次5ヵ年規画』の5年間に6％以上の成長率を維持することが可能ならば、中国の経済規模はその時点で米国に急接近し、中国はアジア太平洋地域においてより大きな役割を発揮できる。」APECビジネス諮問委員会（ABAC）のフアン・ラフ委員長は記者にこう語った。
ラフ委員長は、中国「第13次5ヵ年規画」及び中国のアジア太平洋地域への影響力に十分に注目している。ラフ委員長は次のような見解を示した。アジアインフラ投資銀行（AIIB）の創設及び「一帯一路」構想の2大施策は称賛に値する。この2つの方面の成果は、中国が地域経済の発展を推進するために重要な役割を発揮したことに対する評価だ。
複雑な外部環境と構造調整をアップグレードさせる困難な任務を前に、中国経済は中高速の成長を維持している。2015年の1月－9月期に中国経済は6．9％成長し、世界経済の成長への貢献度は30％に達した。「第13次5ヵ年規画」の発表は、中国経済の発展理念、将来の発展スピード及び新段階における高水準の対外開放などの世界が注目する課題への回答と言える。まさにラフ委員長と同じように、ますます多くの人々が中国経済の将来性に強い自信を抱いている。
現在の世界情勢を見ると、世界規模の経済と貿易の伸びの勢いは楽観視できないが、アジア太平洋地域の経済、貿易方面での実績は注目を集めている。アジア太平洋地域の最も重要な経済体の一つとして、中国は自国の経済の安定した健全な成長を維持することに成功しただけでなく、APECの協力メカニズムを通じた地域経済の相互連結の促進、アジア太平洋地域の自由貿易協定の推進に積極的に取り組み、アジア太平洋経済の際立った実績のために貢献する。
今回のフィリピンAPEC会議のテーマは「包括的な経済を実現し、より素晴らしい世界を創造する」。中国の指導者は「中国プラン」を提案し、中国側のアジア太平洋地域協力に関する政策理念と主張を体系的に説明し、「一帯一路」構想の新しい進展状況及びその提唱がアジア太平洋地域と世界にもたらす新しいチャンスを紹介した。こうした動きによって、アジア太平洋地域の各経済体の中国に対する自信がより一層、強まり、地域全体の経済がより大きな繁栄を獲得する自信が増すことを確信している。
（新華網日本語）
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