中国核工業集団公司が9日に発表した情報によると、同社の核工業北京地質研究院の李子穎院長が率いる研究チームはこのほど、自然界において初めて金属ウランを発見した。これは世界初の重大な発見で、自然界には金属ウランが存在しないという科学界の長期に渡る認識を打破し、高い実用の価値を持つ。光明日報が伝えた。
ウランは核兵器の基礎、原発の重要な原料であり、地球上に広く分布している。しかしその不安定性と可変性により、自然界では常に化合物の状態で存在しているとされてきた。李院長が率いる研究チームは今回、アスファルトウラン鉱のサンプルの分析を通じて、その中に含まれるウランに4価・6価の形が存在し、かつ地球内部の高い還元環境により、ウランが地球内部で金属の状態(0価)で存在していることを明らかにした。
(人民網日本語版)
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