日本メディアは11日、中国の国家安全部門が上海市で、「スパイ容疑」で再び1人の日本国籍の女を逮捕したと報じた。今年5月より、中国は同じ容疑で4人の日本人を勾留しており、「極めて稀な事態」だという。
記者が11日、関連部門を取材したところ、本件は捜査中で情報を公開できないという。中国外交部の報道官は9月30日、中国の関連部門が法に基づき、中国でスパイ活動に従事していた2人の日本国籍の容疑者を逮捕し、関連情報を日本側に報告したと発表していた。
一連のスパイ事件について、日本政府は事実を否認しており、これらの容疑者を「民間人」としている。日本メディアはこれらの容疑者が、「日本の公安調査庁から委託された」可能性があり、「正式なスパイ」ではないとしている。一部のメディアはこれらの日本人が、中国で「反スパイ法」が昨年制定されてから、初めて重い刑罰が科せられる「外国人スパイ」になり、さらには準備段階の中日韓首脳会談に影響を及ぼすことを懸念している。
清華大学現代国際関係研究院副院長の劉江永氏は11日、「中国が相次いで日本のスパイを逮捕したことは、日本に対する警告だ。中国は法治国であり、日本の公民が合法的な商業活動や観光の目的で訪中することを歓迎するが、違法のスパイ活動に従事すれば必ず法的制裁を受けるだろう」と話した。
（チャイナネット）
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