杭州電子科技大学などの科学者は杭州市で10日、独自に開発した3Dバイオプリント装置「Regenovo 3Dバイオプリント・ワークステーション」を発表した。この装置を使うことで、肝組織「Regenovo 3D Liver」を作成できる。これらの研究成果は9日、中国科学院院士を含む専門家チームの審査に合格した。専門家らは、「この成果は人工組織・器官の3Dプリント技術開発の進展を推進し、新薬のスクリーニングに新たなソリューションプランをもたらし、中国の新薬開発を推進する」との見解を示している。
成人の肝臓は50−100万の肝小葉と呼ばれる組織によって形成されている。肝小葉は肝臓の構造・機能の基本的な単位だ。肝小葉の構造に似せた組織の生成は、人工肝臓を製造する重要なステップだ。
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