これまでずっとむやみやたらな手数料徴収を批判されてきた銀行業界が、最近は価格競争をうち出すようになった。招商銀行は20日、2015年9月21日からオンラインの振替手数料をすべて無料にすることを明らかにした。個人顧客が同行の個人向けネットバンキングやモバイルバンキングのアプリケーションを通じて、国内での振替サービス(他地域や他行への振替を含む)を利用する場合、手数料はゼロになる。分析によると、同行が発表した手数料無料措置は、第三者決済などのネット金融に対抗するための思い切った措置であり、他の大中規模銀行はこの流れに乗るかどうか難しい選択を迫られることになる。「広州日報」が伝えた。
調査によると、各行はモバイルバンキングの発展に力を入れており、こうした状況の中で多くの銀行がモバイルバンキングの振替手数料無料をうち出している。中国交渉銀行は今年12月31日まで、個人がモバイルバンキングで行う振替と送金の手数料をすべて無料にした。平安銀行、広発銀行、中信銀行、民生銀行、興業銀行なども、モバイルバンキングの銀行間振替の無料キャンペーンを年内いっぱいつづけるとしている。招商銀行も今年いっぱいはモバイルバンキングの振替を無料にするという。
(人民網日本語版)
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