日本の安倍晋三首相が10月下旬に中央アジア5カ国を訪れ、各国首脳と個別に会談する。民間企業幹部が同行する予定で、経済協力をテコに石油や天然ガスなどが豊富な地域と結びつきを強め、エネルギーの安定確保につなげる。日本メディアが伝えた。
日本政府は10月22~28日に、首相がトルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、キルギス、カザフスタンを歴訪する方向で各国と最終調整している。当初は9月を検討していたが、今国会の会期が大幅に延長されたために日程がずれ込んだ。
日本の首相が中央アジアに足を運ぶのは、2006年の小泉純一郎首相以来。トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスは初めての訪問になる。
5カ国とも旧ソ連の構成国で、現在も「ロシアの裏庭」(政府関係者)といわれるほど関係は深い。
経済官庁幹部は、「日本は地域との関係構築で大きく後れを取っている」指摘した。ロシアと中国に近い地政学的な重要性を踏まえ、首相の訪問で日本の「存在感」を高めたい考えだ。
(チャイナネット)
関連記事: