【新華社国連9月9日】国連事務総長のデュヤリック報道官は8日、潘基文事務総長は欧州各国が責任ある態度で、人道主義の基準に照らして移民と難民の危機に対応するように勧告したと述べた。国連は9月末、移民・難民問題ハイレベル会議を召集する。
デュヤリック報道官は同日、定例記者会見で関係声明を読み上げた。声明は、次のように書かれている。潘基文事務総長は移民と難民の欧州諸国への入国について、オーストリア、チェコ、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、ポーランド、スロバキアなどの首脳と電話で意見を交わした。潘基文事務総長は、通話を行った際に、欧州諸国は単一国家にしても、全体にしても、責任ある態度で、人道主義の基準に照らしてこの件に対応すべきだと強調した。
潘基文事務総長は次のように指摘した。欧州に入国する大多数の人々は戦乱と暴力から逃れた難民であり、いかなる差別を受けることもなく、避難を求める権利を有する。潘基文事務総長は、多数の欧州諸国の指導者がこの危機に対応するために払った努力を賞賛し、EU諸国が関係義務を履行するように奨励した。潘基文事務総長は、欧州諸国の指導者がこれらの移民と難民を支援し、基本的ニーズに応える共通の方法を早急に探し出すように呼びかけた。絶えず助長される移民と難民に対する敵対感情、差別、暴力問題に対し、潘基文事務総長は欧州各国の指導者が断固とした姿勢で、即時に制止するように勧告した。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
関連記事: