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【新華社パリ9月9日】フランスの元首相、ラファラン氏は7日パリで、最近、西側諸国の中国経済に対する評価は客観性が足りず、「過剰反応という病にしばしば犯され、人の災難を喜んでいるような意味さえ帯びている」との見方を示した。
ラファラン氏は当日パリで行われた第6回中国欧州企業家サミットで、数週間にわたり、西側の中国経済に対する分析は常に暫時的且つ分断的な表象の中から一方的な結論を帰納しており、中国経済を支える主要な要因が人や金融などの要因であることを、十分に考慮できていないと述べた。ラファラン氏は、これらの要因に基づいて、中国の指導者が経済成長やモデル転換をリードする能力は、人々を安心させるものだとみなしている。
ラファラン氏は、中国の一つの重要な転換は「世界の工場」から「銀行家」への転換で、海外への投資が日増しに増えていることに気づいている。ラファラン氏は、欧州は適時に観念を転換すべきで、中国投資を「リスク要因」だと二度とみなしてはならず、欧州は混合型投資方式を通じて恐れを克服することができると呼びかけた。
ラファラン氏は、次のように述べている。中国が「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」や BRICS新開発銀行の設立といった提案を提起したことは、いずれも共通の利益の促進にその基礎が置かれているといえる。これらの提案はアジアの発展の促進に有利であり、欧州企業の必要な市場の創造のためにもチャンスを与えた。また、中欧の企業はアフリカ市場でも幅広い協力の空間を備えている。
(新華網日本語)
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