【新華社北京8月31日】『基本養老保険基金投資管理規則』が近く中国国務院により正式に公布・実施される。これは我が国の養老（年金）保険制度改革の発展史における一つの大事件で、数が非常に多い基本養老保険基金がまもなく中国の資本市場で莫大な規模で登場することになり、中国経済の持続的成長を促進する強力なブースターおよび国内金融市場を安定させる重要な力となる見通しだ。
人力資源と社会保障部が最近発表した『中国社会保険発展年度報告2014』では、2014年末における全国の養老基金の繰越金累計が3兆560億元で、今後の一時期に、基金の繰越金累計額の規模が引き続き拡大する見込みであることを明らかに示している。
わが国は、『基本養老保険基金投資管理規則』の策定のプロセスにおいて、国際上の関連方法や成功の経験を深く研究し且つ参考にしてきた。現在の養老基金は国内投資であり、投資範囲は広範だといえる。
強調すべきなのは、養老基金は庶民の「命の金」で、「安全が第一、効果と利益が第二」の基本原則を堅持し、厳格で全面的な市場監理を実行し、投資リスクを防ぎ、不法行為を取り締まり、基金の安全確保を前提として、基金のリスクヘッジと付加価値の向上を実現させるべきで、また国民経済の持続的で健全な発展を促進し、国内資本市場の安定を維持するために、積極的で重要な役割を発揮せねばならないことだ。（作者は人力資源と社会保障部社会保障研究所の所長を務める）
（新華網日本語）
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