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【新華社北京8月20日】新京報の報道によると、百勝グループは先日、60歳のMicky Pant氏を任命し百勝中国事業部の最高経営責任者(CEO)に就任させ、前中国事業部の総責任者、蘇敬軾氏のポジションを引き継がせると発表した。これは百勝が中国で成立して以来初の経営者の交代でもある。
63歳になる蘇敬軾氏は現在すでに定年退職する計画を発表しているが、2016年2月まで依然として行政顧問を務める見通しで、Micky Pant氏とのシームレスな引き継ぎを確保するため、取締役会の職務を保留しているという。
1989年に蘇敬軾氏はケンタッキー(KFC )インターナショナル北太平洋地域オフィスのマーケティングディレクターの身分で初めて中国大陸を訪れており、当時の中国にはKFC が4店しかなかった。2015年5月末の時点で、中国の百勝傘下のレストラン店舗数は6800店を上回る。
メディアの報道によると、食品安全事件の影響及び中国の飲食物における環境の大きな変化の影響を受け、百勝中国は2014年の第3、4四半期の業績が悪化し始め、それぞれ14%と16%減少した。2015年度の第1四半期は12%減少している。発表されたばかりの第2四半期の決算によると、百勝中国地区の売上高が4%減少し、営業利益は25%減少しており、そのうちKFCの既存店の売上高の減少幅は12%に達したとのことだ。
百勝中国の今回の経営者交代は中国地区の業績悪化に関係があるという分析があるが、この結論は百勝中国側に否定されており、百勝中国は蘇敬軾氏が定年年齢に達したことだけがその原因だと伝えている。
(新華網日本語)
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