中国国家海洋局が明らかにしたところによりますと、天津浜海新区の危険物倉庫で爆発事故が起きた後、国家海洋局が専門家を集めて分析、判断した結果、海洋環境に影響を及ぼす可能性がもっとも大きい物質はシアン化ナトリウムであることがわかり、海洋環境を損なわないように、国家海洋局はシアン化ナトリウムの海への拡散を防ぐため、複数の措置を取っています。
国家海洋局の関係部門は事故現場付近とその東の海域で連日観測し調べたところ、事故現場周辺の海域にはシアン化ナトリウムが検出されていないということです。
19日は事故発生後8日目で、中国共産党天津市委員会の書記代行でもある黄興国市長は同日午後、事故後10回目の記者会見に出席し、行方不明者の捜査やDNA鑑定を急いでいることを表明し、専門機関がシアン化ナトリウムを捜査し、それを整理・輸送するほか、現場では24時間体制で大気、土壌、水の状況を観測し、不測の事態に備えているということです。
(中国国際放送局)
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