【新華社北京8月20日】参考消息の報道によると、ある新しい研究は、およそ600万年以上前に青蔵高原の端に存在していた熱帯の楽園が、人や猿といった共通の祖先に最後の避難所を与えていた可能性があると伝えているという。
青蔵高原の大部分の地域を乾燥し寒さの厳しい場所に変えた一度の世界的な気候の変化が、適応性の更に弱い類人猿の絶滅およびより現代的な特徴をもつサル類や初期人類の出現をもたらした、と人々は普遍的にみなしている。
しかし新しい研究では、次のようにみなしている。青蔵高原の東南部はその際の気候の変化の影響を受けなかった数少ない地域の1つで、それにより古類人猿に最後の避難所を与えた。世界の他の地域の古類人猿が絶滅した後、それらはその地で何年も生存し続けた。