これらの檔案から見ると、日本軍が女性の意思も顧みず、強制的に性奴隷にさせていたことがわかった。
1993年8月4日、当時の河野洋平日本内閣官房長官が日本政府を代表して「慰安婦(日本軍の性奴隷)」問題にかんする調査結果、即ち「河野談話」を発表し、「心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」と伝えた。
1993年6月、国連世界人権大会では『女性に対する暴力の撤廃に関する宣言』を通過させ、「慰安婦」問題を「戦時女性への奴隷制」として糾弾すべきと認めた。
1996年の国連人権委員会の報告書によると、「慰安婦」制度とは第二次世界大戦期、日本政府が被害国の女性を日本軍の性奴隷の役を負わせたという制度である。日本政府はこれにつき謝罪しなければならないということである。
2007年7月30日、アメリカ合衆国下院は121号議案を通過させ、日本が第二次世界大戦期においてアジア各国の女性を「慰安婦」にさせていたことを責めた。
2014年8月6日、国連人権最高代表・国連人権高等弁務官ナビ・ビレイが「慰安婦」問題の解決を強く求める声明を発表し、日本政府に「慰安婦」問題に対する全面、公正かつ永久な解決案を出すよう呼びかけている。
今日、我々は「慰安婦」関係文書を収集・保護・提供・利用するのは、「慰安婦」、即ち日本軍の性奴隷として汚されたり傷つけられたりした女性たちが被る悲惨な運命を世界に伝え、このような人類文明の最低限の悪事が二度と起こされないように人権保護、世界平和を呼びかけるためである。
(新華網日本語)
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