羅秋昭さんは壇上に立ち、日本の台湾植民地統治時代に行われたさまざまな暴行は、世に明らかにされており、今日の台湾人は歴史を忘れることはできない。我々は中華民族を大切にせねばならず、民族が長く存続してこそ希望がもてると発言した。羅秋昭さんの祖父、羅福星氏はかつて黄花岡の役に参加したことがあり、辛亥革命の後台湾に戻り、引き続き抗日革命を指導した。日本の警察に殺害された時はわずか29歳だったという。
2016年台湾指導者選の候補者、洪秀柱氏は5日にニュース原稿を発表し、次のように伝えた。学生たちは政治的立場と主張をもつことはできるが、日本の植民地統治時代の台湾「慰安婦」に対する残虐な行為を美化することはできない。学生たちは、某政治人物が良知を失って日本軍を美化し、かわいそうな「慰安婦」のお婆ちゃんを傷つけたことを学ばないでください。
台湾の学者、宋国誠氏も先日ソーシャル・ネットワーキング・サイト上に文章を作成し、「学習指導要領改訂への反対運動」に参加している学生たちの歴史観がこうも捻じ曲がり、「抗争の表現で極端な無知を表現」したのを見て取り、胸が痛むと伝えた。宋国誠氏は文章の中で日本の植民者が台湾の民衆を虐殺した証拠を挙げ、また教育は百年の大計であり、台湾の次世代の人々が「歴史を尊重し、自重する」ことができるよう望んでいると指摘した。
台湾の少数民族出身の「立法委員」である高金素梅氏も文章を作成し、台湾の少数民族が日本軍による清郷(農村討伐)に138回も遭い、人口の12分の1がが殺害された。「台湾の植民地にされた歴史を知らずに、私にどうやってあなた達の「学習指導要領改訂への反対運動」を支持しろというのか」「『学習指導要領改訂への反対運動』は二世代をひと斬りで切り離しており、台湾は裏で身を隠す者にすでにその腹を割かれたのだ」と指摘している。
(新華網日本語)
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