【新華社台北8月6日】「学生の皆さん、あなた達は日本が台湾を植民地とした歴史の真相を知っているでしょう。子供たち、家に帰りましょう。一部の政治屋に盲目的に利用されてはいけません!」と台湾の抗日烈士、羅福星の孫娘である羅秋昭さんは、道路を隔てて台湾・教育主管部門のオフィスビルの下にいる「学習指導要領改訂への反対運動」に参加している高校生に向けて、愛情を込めて大声で呼びかけた。
連日にわたり、台湾各界は島内の一部の政党や団体、政治的人物が学生を操ったことを痛烈に批判し、更に「学習指導要領改訂への反対運動」が日本の植民地統治を美化し、台湾民衆の感情を深刻に傷つけたことを叱責している。
5日の夜、中華統一促進党などの団体が抗日烈士の家族や教育界の関係者、一般民衆らと台湾教育部門のオフィスエリアのある大通りの向こう側までやって来て、「学習指導要領改訂への反対運動」に参加している学生に対し助言を行った。
記者は、人々が「植民地支配の美化を許してはいけない」「烈士の血と涙を忘れてはいけない」「先人を否定することは、自国の歴史に無知であること」「日本に媚びることは先祖に背き、学生を害する」「皇民教育は、世々代々に災いを残す」などと書かれたプラカードを挙げているのを現場で見た。