【新華社北京8月3日】我が国の経済社会発展における上を受けて下を起こす重要な一年として、2015年はすでに「後半期」に入っている。経済社会の安定した発展の大局を維持することは、「第12次5ヵ年計画」を円満に終了させ、「第13次5ヵ年計画」の基礎を打ち立てるためで、我々が直面する重要な任務だといえる。
先日招集された中央政治局会議では、次のように提起している。戦略的な定力を維持し、経済構造の戦略的調整を根気強く推進していく必要がある上に、危機対応意識やリスクコントロール意識を持ち、起り得るさまざまな問題とリスクをタイムリーに発見し且つ果敢に対処していかねばならない。この重要な原則と方法は、我々が安定を保ちながら成長を進め、経済発展の新常態(ニューノーマル)に積極的に適応することに対し、重要な指導的意義をもつだろう。 現在、わが国の経済はまさに「三期叠加(さんきじょうか)」の特定の段階にあり、経済発展は新常態に足を踏み入れている。全体的に見て、我が国の経済運行の態勢は良いながらも、同時にいくつかの際立った矛盾や問題にも直面している。
上半期の我が国の国内総生産は前年同期比7%増で、予期目標目標と一致しており、主要な経済指標はある程度回復し、国民経済は工業主導からサービス業主導へ加速・転換している。経済構造の深い調整や経済運行の質の向上が、7%の成長率に実際の価値をさらに持たせ、説得力を更に持たせている。
信念を固め、定力を維持すると同時に、我々の進む道が依然として重く険しいということを、はっきりと見つめるべきでもある。経済の下押し圧力は依然として比較的強く、一部の企業が経営難に陥り、経済成長に必要な新しい原動力の不足と従来原動力の低下という構造的矛盾が依然として際立っている。経済発展の新常態の下では、成長速度のギアチェンジへの積極的な適応、発展パターンの転換、経済構造の調整、成長の原動力転換の新情勢があってようやく、わが国の経済形態がより高級で、分業がより最適化し、構造がより合理的な段階に進化するのを推進することができるのだ。
(新華網日本語)
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