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北京外国語大学は日本茶道の名家千玄室大宗匠に名誉教授の称号を授与
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-06-26 16:05:28 | 新華網日本語 | 編集: 呉寒氷

 北京外国語大学の韓震党委書記は千玄室大宗匠に名誉教授の称号を授与。 新華網記者 王珊寧 撮

 【新華社北京6月26日】北京外国語大学は日本茶道の名家千玄室大宗匠に名誉教授の称号を授与した。6月25日、日本茶道裏千家千玄室大宗匠の名誉教授授与儀式及び記念講演会は同大学で盛大に行われた。同校の指導者、日本の木寺昌人駐中国大使及び夫人、北京外国語大学の教師と学生、関係各界の名士は一堂に集まり、茶道師範の素晴らしい講演を聞き、日本茶道の特別な魅力を体験した。

 今回の活動は、北京日本学研究センター成立30周年の特別活動の一つでもある。北京外国語大学の韓震党委書記は大宗匠及び活動に出席した日本側のゲストの到来に歓迎と感謝の意を表し、次のように表明した。中日両国の関係は幾たびもの風雨を経験したが、北京日本学研究センターは中日教育文化の協力項目として、何の揺ぎもしなかった。これは茶道裏千家のような中日各界の人士の一貫として協力項目を支えてくれてきている努力と分けられないのだ。茶道裏千家は長期的に中日友好事業に力を注ぎ、北京外国語大学の日本語教育・研究事業を大きく支持してきた。中日関係は現在、依然として情勢が厳しく、この状態を改善するためには、中日両国の有識者もこのために続いて努力すべきで、互いに理解、信頼できる若い世代を育てることに力を注ぐ必要がある。

 日本の木寺昌人駐中国大使は挨拶で次のように述べた。千玄室大宗匠は日本の伝統文化の普及と世界平和の祈念のため、中国、及び世界における茶道とその精神の普及活動を精力的に推進してきた。裏千家は中国で講演会や茶会等の文化交流活動を積極的に行って、中国人の若者に日本の生活文化や茶道の理解を促すため、教育面で大変地道な活動も根気よく続けて積み重ねてきて積極的な貢献をしてきている。裏千家のこのような活動が北京外国語大学から高く評価されたことは、日本政府としても大変名誉に感じ、これまでの裏千家の日中友好交流に向けた貢献に対し敬意を表したい。今後も引き続き、北京外国語大学が日本研究、日本語教育の重要な拠点として更なる発展を遂げられることを期待する。

 その後、千玄室大宗匠は北京外国語大学側から授与する名誉教授の称号を受け、素晴らしい講演を発表し、現場で茶道の演出を行った。茶道師範たちの優雅な仕草と厳密な身振りに日本風の和服、茶具とたたみなどの日本元素で、現場の教師と学生に日本茶道の風采を感じさせた。

 学校側の紹介によると、千玄室大宗匠は1923年に生まれ、92歳で、「一碗からピースフルネスを」の理念を提唱し、世界62の国家と地区を歴訪し、茶道文化の浸透・発展と世界平和の実現に向けた活動を展開している。現在、一般社団法人茶道裏千家淡交会会長、ユネスコ親善大使、日本・国連親善大使、日本国際連合協会会長、平安女学院名誉学院長、大阪大学大学院客員教授、中国芸術研究院芸術顧問、ハワイ大学教授等100以上の公職、役職を持つ。(記者/王珊寧)

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