【新華社北京6月13日】中国外交部の洪磊報道官は12日、日本は南中国海問題の当事国ではなく、下心をもって介入することは南中国海の平和と安定にマイナスで、中日の政治・安全保障面の相互信頼をも重大に損なうと述べた。
当日の定例記者会見で、ある記者は次のように質問した。日本が最近、多くの場で南中国海問題の緊張を作り出し、中国をあてこすり、非難し、中国の南中国海島礁建設に対してみだりに非難した。中国側はこれに対してどう評価するか。
洪磊報道官は次のように強調した。中国は南沙群島及びその付近の海域に対して争う必要のない所有権を有している。中国は南沙群島における一部の駐屯島礁の建設は完全に中国側の主権範囲内のことで、合法的で情理にかなう合理的であり、いかなる国家に影響及ばず、いかなる国家を目標としたものでもなく、非の打ち所がない。
洪磊報道官また「日本は南海問題の当事国ではなく、最近の振る舞いも正常なものではない。下心をもって南中国海問題に介入し、地域国家間の矛盾をあおり、悪意を持って南中国海情勢の緊張を作り出している。日本側のこうした言動は問題の解決に役立たず、南中国海の平和と安定にマイナスで、更に中日の政治・安全保障面の相互信頼をも重大に損ない、中日関係の改善の流れに全く逆らっている」と述べた。
洪磊報道官は再び日本側に、南中国海係争問題で立場を持たない承諾を守り、直ちに南中国海問題に対する騒ぎ立ちと中国側に対する無理な非難を停止し、自らの利益のために各国間の矛盾をあおらず、実際の行動で中日関係改善の形勢を維持し、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が南中国海の平和と安定を守るために払っている努力を尊重するよう促す。(翻訳・編集/呉寒氷)
(新華網日本語)
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