日本の女性アイドルグループAKB48の第7回選抜総選挙の幕が6日、切って落とされた。昨年の総選挙では、渡辺麻友の中国人ファンが180万人民元(約3600万円)を集めて渡辺麻友に大量投票したことが明らかになり、一般の中国の人々を驚かせた。そのかいあってか昨年は、渡辺麻友が15万9864票の総選挙史上最多得票数を記録して1位となったが、今年は、指原莉乃が昨年の記録を超える19万4049票を獲得して1位を奪還し、2位の柏木由紀が16万7183票、3位の渡辺麻友も昨年の記録を更新する16万5789票を獲得した。南方都市報が伝えた。
昨年は、渡辺麻友の中国人ファンが180万元で計3万6000票を買い占め、渡辺麻友の1位を後押ししたが、今年の結果を見る限り、その他のAKB48メンバーのファンもさらなる努力を重ねたようだ。昨年、指原が1位から2位に転落した後、中国人ファンは失望した様子を隠し切れず、「総選挙では、中国票の割合が今後ますます重要になっていく気配がする」というコメントをBBSに残していた。
一般の中国の人々はおそらく、「知らない女の子のためによくもこんなに多くのお金を使えるものだ」と思っていることだろう。しかし、AKB48のファンにとっては、たいしたことではない。AKB48のファンにインタビューをして、AKB48の魅力にはまった感覚を聞いてみた。
――AKB48の中国のファン層はどのような構成か?
私が知る限り、AKB48の中国人ファンは学生のネットユーザーが多くを占めている。その中で、オタクの数も少なくない。私も、オタクのネットユーザーの1人だ。大部分のテレビや新聞などの既存メディアはAKB48のことをあまり知らないし、報道もほとんどしないので、ファンは1年中ネットサーフィンをしているような、新しいことを容易に受け入れる学生のネットユーザーが大部分を占めている。
――AKB48のファンクラブに入会しているか?
日本語がわからないので、日本の公式ファンクラブには入会していない。中国の公式ウェブサイトには以前登録をしたことがあるが、サービスがあまりよくなかったので、アクセスした回数は多くない。普段は主に百度のBBSや一部メンバーの伝言板に頼って情報を得るか、QQグループや他のファンと交流を行っている。