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北京市長が冬季五輪立候補都市の陳述会に出席
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-06-12 08:20:11 | チャイナネット | 編集: 王珊寧

  北京冬季オリンピック招致委員会主席で北京市長の王安順氏は9日、スイスのローザンヌで開催された2022年冬季オリンピック立候補都市と国際オリンピック委員会(IOC)の陳述交流会に出席した。同氏は、北京がIOCにとって最も信頼できる選択であるという自信を持っており、各ステークホルダーにとっても信頼できるパートナーであることを信じると述べた。

  王安順市長は、北京は冬季オリンピックを開催するにあたって生じるであろう各種リスクに対して十分な認識を持ち、評価をしていると述べた。市民の大きな支持、政府の大きな保障、良好な自然条件、豊富な大会開催経験、IOCの委員たちの専門的な指導によって、北京は様々なリスクをコントロールできるとした。

  また同氏は、大会を成功させるにせよ、住みやすい都市にするにせよ、きれいな大気が必要であるとし、延慶や張家口は屋外スポーツに相応しいと述べた。同時に、現在も大気の改善を続けており、2013年から5年間で1300億ドルを投入し、大気清浄化の行動計画を実施していると述べた。具体的には、新エネルギー車と環境にやさしい産業の発展や、天然ガスや太陽エネルギーなどの普及を通じて、都市の無煙化を全面実施していると紹介。2022年の北京は、青い空と清い水と環境のある住みやすい都市になっているとアピールした。

  同氏は、緑の五輪、科学の五輪、人文の五輪という三大理念が北京の都市長期発展戦略にもなっていると述べた。そして2022年には、北京と張家口における交通、市政、文化、スポーツなどの公共施設はさらに完備し、スポーツを中心にすえた健康的、文明的なライフスタイルが、多くの市民の日常生活に溶け込んでいるとの展望を披露した。現在、レジャーや旅行などエコ産業が発展しており、冬季五輪によって増加する数十万人の就業機会は多くの家庭にとって恩恵になるとし、冬季五輪の推進は都市の持続発展をもたらすウィンウィンの関係にあると述べた。

  また北京は伝統があり、開放的で、包容力があり、多様性がある都市であり、張家口の美しいスキー場も独特の雰囲気と活力があるため、全ての来訪者に全く新しい体験を提供できるとした。

  陳述を終えた王安順市長は、取材に対し、「IOCからの評価報告を我々は大いに評価する。彼らは北京の招致と優勢面を十分に認めてくれた。彼らの建設的な意見を我々は真摯に研究し、今後さらに磨きをかけ、しっかりと各種招致作業を行っていく。そして7月31日、我々はマレーシア・クアラルンプールでのIOC総会の決定に臨むことになる」と述べた。

 (チャイナネット)

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