【新華社ソフィア6月8日】第3回「シルクロード」国際学術シンポジウムが4日、ブルガリアの首都ソフィアで開幕した。
中国、ロシア、カザフスタン、ドイツ、ハンガリー、ウクライナ、ポーランドから60人余りの専門家と学者が一堂に会し、中国が提唱する「一帯一路」建設及び古代シルクロードが東洋と西洋の文化交流に対して発揮してきた役割及び現代中央ヨーロッパとの関係に及ぼす影響などの議題をめぐり、深い討論を行った。
主催者の一つであるソフィア大学のイルチェフ学長は、短い開幕の祝辞の中で、次のように述べた。ブルガリアは歴史上、古代シルクロードの一部分であり、ソフィアの歴史博物館で古代シルクロードが残した遺跡を見学できる。ブルガリアは現在、「一帯一路」建設で役割を発揮できることに誇りと栄誉を感じている。
ソフィア大学東アジア言語文化学科のステヴァノフ主任は、次のように発言した。中国は30年余りの改革開放を経て、経済発展モデルを速度重視から刷新(イノベーション)重視へと転換すると同時に、国際協力とウィンウィンを強調している。これは欧州・アジア大陸全体及び世界の構図に深遠な影響を与えると発言した。
カザフスタンの国立グミリョフ欧州アジア大学のカサノバ副教授は次のように発言した。中国の「一帯一路」建設の提唱は時代の潮流に順応し、世界の異文明が融合する新紀元を切り開く。この提唱は中央アジア諸国を含むすべての参加国に利益をもたらし、中央アジア各国の生活水準を向上させることだ。また、より多くの経済貿易の機会を生み出すだけでなく、参加国との文化交流、政治上の相互信頼、及び地域の安全も増強する見込みだ。
2日間のシンポジウムは北京外国語大学世界史研究院とソフィア大学孔子学院に共催され、100人近くのソフィア大学の学生と生徒が参加した。駐ブルガリア中国大使館の賈力臨時代理大使がシンポジウムの開幕式に出席した。
(新華網日本語)
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